日本歯科医師会が今年8月に行った結果が発表されました。対象者は9058名でインターネットにて行った。
歯が残っていると健康長寿に繋がるのは半数近くの方々が知ってるという結果は当院のデーターとも一致します。
皆さんも棒グラフの各内容を読んでみてください。
日本歯科医師会が今年8月に行った結果が発表されました。対象者は9058名でインターネットにて行った。
歯が残っていると健康長寿に繋がるのは半数近くの方々が知ってるという結果は当院のデーターとも一致します。
皆さんも棒グラフの各内容を読んでみてください。
前回のブログを読まれた方から「歯医者さんはお医者さんと違ってお年寄りの健康にはそんなに関われないのでは?」と雑談の中でありました。
いえいえ、そんなことはありません。歯医者さんのしごとは食べるという当たり前のことをできるようにする手伝いができますから。
若い時は、食べるということに困ることは少ないので日々の生活の中でウェイトは少ないと思いますが、年齢を重ねると食べるというあたりまえのことが生活の中で大きな意味をもってきます。
歯の悪い、お口の中の環境の悪いお年寄りにとって食べることがあたりまえでなくなってしまうと、命に直結してしまいます。必要な栄養が取れなくなってしまいますからね。
今日は敬老の日でしたね、日頃なかなか伝えられない思いをカタチにしたりコトバにしたりした方もいらしたのではないでしょうか。
老人福祉法という法律が日本で制定された昭和38年、100歳以上の人数は153人だったという記録が残ってます。
そして、今月はじめの時点では100歳以上の方々が9万人を超えてるそうです。なんと60年近く経つ中で600倍という計算になります。
日々仕事をしてると、少しずつ定期的にいらしてた年配の方々が来院できなくなったり、お子様の住まわれてる地域へ引っ越しされ通院できなくなり、知らない地域での歯医者さん探しに苦労してると連絡をいただくこともしばしばあります。
人生を全うするまで健康で元気に地域で暮らすお手伝いが、歯科医として少しでもできればとあらためて考えた日でした。
熱中症になると、めまいや立ちくらみ、頭痛、吐き気や手足のしびれなどがあらわれます。
さらに外気温が上がってきている今日この頃の時期のマスクは気をつけないといけません。マスクをしていると、口もとの温度が3℃上昇すると言われてます。
マスク熱中症にならないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
ひとつにはマスクを適宜外すこと、マスクをつけ続けないようにする。二つめは暑さを避けて過ごすこと、エアコンをつけても適宜窓を開け換気を行うようにする。三つめはノドが渇いたと感じる前にこまめな水分補給をする。
あまり何がなんでもマスクをつけなきゃと自分を追い込まず、自分の体調をしっかり管理するのが大切です。
お口の2大疾患であるむし歯と歯周病ですが我が国では、30歳台以上の3人に2人は歯周病という現実があります。
歯石をとったり、歯周ポケット内の歯垢や歯石を歯科医院で取ってもらっても、その後のメインテナンスを続けていないと歯を残すのは難しいというデータが下の棒グラフです。
2016年の歯科疾患実態調査にて80歳で20本以上歯のある方が5割を超えてるという現実があります。歯がないと咬む力も弱まり、あご周りの筋肉や脳への血液の流れも減ります。
身体の衰えは足からという言葉がありますが、口からとならないように気をつけましょう。
親知らずの抜歯は抜くことに長けた歯科医師が良いと思います。歯科医院によっては親知らずの抜歯は全て紹介状を書いて、中規模以上の病院歯科口腔外科を勧めるというケースもあるようです。
できれば、親知らずは20歳台のうちに抜歯することをオススメします。理由は年齢がいけばいくほど歯とアゴの骨の癒着が強くなり抜歯に時間がかかるからです。
抜くなら若くて体力のあるうちの抜歯が歯科医と患者さんのためにはオススメです。
親知らずのうずき、痛みが年に一度…それが最近は3か月に一度と間隔が短くなってるケースは早めの抜歯をおすすめします。
アゴの骨の中で横向き、もしくは斜めに埋まってる親知らずは生えようとして常に手前の歯を押してます。手前の奥歯を傷めたり、隣の歯との間に歯垢を溜めこみ、むし歯や歯周病の原因を引き起こす可能性が上がります。
炎症が続いてあまり長く放置すると舌の下や咽頭、首あたりまで広がる蜂窩織炎となってしまい、外来での対応ができなくなり入院となってしまいます。
抜くように言われてる親知らずがあるのですけど、抜かないとダメですか?とよく診療室で聞かれます。
非常によくあるパターンの質問ですね。まず、当院で確認するのはいままで痛みやうずいたり、腫れたりといった症状はありますかと必ずお聞きします。
自覚症状が有るのは常に慢性的な炎症がある証拠ですので、放置しての自然治癒は望めません。従って結論は抜歯を推奨します。
親知らずは必ずしも抜かないといけないというわけではありません。残しておいてもとりあえず良いと思われるのは以下のふたつを満たすときだけだと考えてます。
ひとつは確実に歯ブラシが届きご自身によるお手入れが確実にできること、もうひとつは上下の親知らずが正しく咬めており、アゴがどのように動いても顎関節症を引き起こすような上下の歯の接触が無いことですね。