自分で簡単にできる口腔機能検査があります。
こめかみの少し上にある扇型の側頭筋を、両手
の母指球で軽く触れながら奥歯で咬むと筋肉が
動くのがわかります。この際に奥歯で咬んでも
筋肉があまり動かないとかみ合わせが悪くなっ
てる可能性があります。
また昨年4月から「口腔機能低下症」という病
名で保険が適用され、お口の機能を歯科医院で
チェックできるようになりましたのでぜひ、
かかりつけの歯科医院にてご相談ください。
自分で簡単にできる口腔機能検査があります。
こめかみの少し上にある扇型の側頭筋を、両手
の母指球で軽く触れながら奥歯で咬むと筋肉が
動くのがわかります。この際に奥歯で咬んでも
筋肉があまり動かないとかみ合わせが悪くなっ
てる可能性があります。
また昨年4月から「口腔機能低下症」という病
名で保険が適用され、お口の機能を歯科医院で
チェックできるようになりましたのでぜひ、
かかりつけの歯科医院にてご相談ください。
健康長寿を達成するために大切なことは、
前回のブログでお伝えしたお口の変化に早く
に気がつくことが大切です。
日本歯科医師会からオーラルフレイルのセルフ
チェック表がありますのでやってみてください。
https://www.jda.or.jp/pdf/oral_flail_leaflet_web.pdf
虚弱(きょじゃく)のことをフレイルと言いますが、
口の衰えのことは「オーラルフレイル」と言います。
以前は「8020」と言って日本歯科医師会が80歳で、
歯を20本残そうということを盛んに告知してました。
現在の80歳の方々は12-13本ほど歯の残っている方が
増えてきています。(ちなみに、20本歯がある人の
平均年齢は69歳です。)
健康長寿のためには歯の数だけを競うのではなく、
むせる・硬いものが咬めない・滑舌が悪くなってきた
といった小さなサインを見逃さないことが大切です。
以前のブログでご紹介したフレイルという言葉を
ご存知ですか。フレイルは「虚弱」を意味します。
病名ではなく、老いとともに皆さんが必ず通る道
に存在します。
日々の生活の中で、人の輪に入れない、物事をネガ
ティブ、後ろ向きにしか考えられない、引きこもり
がちになる・・などなど。これらが重なると社会性
がなくなり世の中とのつながりが細り、自立度が低
下していきます。
心身が衰えていく中で、自分自身が気がついて少し
でも生活習慣を変えていけたらまだまだ多くの機能
を改善できます。
自立した生活が少しでも長くできるよう、心と身体
の健康である心身一如を目指して活発に生きましょう。
さらに高齢者の方々は今までの人生経験を生かして
ボランテイア活動に参加されるのもいいと思います。
知らない人と話をしたりすることにより情報交換も
活発にでき、すべての代謝が良くなると思います。
認知症の半数がアルツハイマー型と言われ
てます。そして奥歯で咬むことができなく
なるとアルツハイマー型の認知症になる率
が上がります。
奥歯で咬むことができなくなると物事を
考えたり推敲したりする前頭葉前野が萎縮
し、認知症が進みます。
しっかりと咬むことが認知症予防となり、
ひいては健康長寿の達成に繋がります。
また、アルツハイマー型認知症では発症前
から原因物質であるβアミロイドの蓄積が
相当あると言われており、これらは生活
習慣病である糖尿病、高血圧、脂質異常症
、肥満との関係が問題視されてます。
認知症は脳細胞の活動が下がることにより
起こる現象であり、認知機能に障害が起き
普段の日常生活が送れなくなってしまいま
す。
よく混同されやすいのですが、「物忘れ」
と「認知症」は違います。認知症は年齢と
ともに起きうる物忘れとは違い、体験その
ものを忘れてしまうことと言われます。
例えば昨晩、風呂に入ったかどうか思い出
せないということではなく、風呂に入った
という体験そのものを忘れてしまうのが認
知症です。
簡単に言えば忘れてしまった自覚があるの
が老化で、自覚がないのが認知症と言える
でしょう。
認知症というと物忘れと思いがちだと思い
ますが、記憶の喪失だけでなく理解力や判
断力への影響も大きいとお考えください。
認知症対策には守るべき生活習慣が有効と
言われており、特に『食事』『睡眠』
『運動』『コミュニケーション』が重要です。
食事
香菜 ブロッコリー キャベツはgood!
解毒作用の強い野菜
腸内環境を整える発酵食品 食物繊維
脳にダメージを与える高血糖を促進するご飯
はNGです
パン 小麦は認知症リスクが上がるそうです
睡眠 (質のいい睡眠が重要)
睡眠は脳に溜まった老廃物を洗い流します
睡眠不足→時間が短いと認知機能が進みます
コーヒー 緑茶などのカフェインを含むものは
夕方6時以降は飲まないようにする
寝る2時間前はテレビ パソコンは見ない
→交感神経が興奮します
過度な運動を避ける
酒は控える(ちょっとツライですね・・)
運動 (運動は認知機能の低下抑制)
運動の効果は認知症対策に明らかです
運動はもっとも効果的な脳トレだという
研究者もいます
30分/日の有酸素運動が有効
家の階段の上り下りを1分間できるだけ早い
スピードでの往復は30分と同じウオーキング
効果がありますが、階段で転ばないように!
コミュニケーション
いつもきまった人と話すより他人と話をする
こと、会話をすること自体が脳の活性化には
重要と言われてます
認知症は現代では治らない病気と認識
されています。しかしながら近年、認
知症の成り立ち・メカニズムの研究が
進み明らかになりつつあります。
そもそも認知症とは、さっき会った人
の名前が思い出せないだとか昨夜の晩
飯は何を食べたか思い出せないという
ことではありません。人とあったこと
自体を覚えていないや、昨夜の晩飯を
食べたかどうか覚えていないという
ことです。
特に初期の症状は、ほんの数分前のこ
とから数日前の記憶を忘れてしまうと
いうことがあるようです。
昨今、人生100年と言われるようになり
身近に感じてるシニア世代の方々も多く
いると思います。
当院のシニア層の患者様から「健康で
年をとるのは大変だよ。」とよく耳に
します。
奥歯を失うと咀嚼効率がガクンと下が
りアルツハイマー型の認知症になる率
が格段に上がります。近年の研究によ
るとアルツハイマー型認知症の原因と
言われるアミロイドβタンパクが大脳
皮質に沈着凝集することにより起こる
ということがわかってます。
アミロイドβタンパクは通称”脳のゴミ”
とも言われ、その排出に関係している
睡眠時間の確保が重要とされています。
2015年の厚労省の調査によると2012
年に65歳以上の7人に一人が、2025年
には5人に一人が認知症になるだろう
と予測されてます。
予備軍も含めると高齢者の4人に一人
が認知症とも言われてます。
歯の定期検診の重要性について前回までの
ブログで2回にわたり書かせていただきま
した。
厚労省が発表した平成29年国民健康・栄養
調査結果によるとなんでも咬んで食べること
ができる人は60歳代から大きく減少してる
ことがわかりました。年代別でみると、
20代が97.6%
30代が97.8%
40代が94%
50代が86.7%
60代が76.2%
70代が68.9%
80代が55.1%
と、60代からガクンと下がってます。
常に歯科検診を受け続けいつまでも50代と
同等以上をキープしましょう。