親知らずのこと…1

抜くように言われてる親知らずがあるのですけど、抜かないとダメですか?とよく診療室で聞かれます。

非常によくあるパターンの質問ですね。まず、当院で確認するのはいままで痛みやうずいたり、腫れたりといった症状はありますかと必ずお聞きします。

自覚症状が有るのは常に慢性的な炎症がある証拠ですので、放置しての自然治癒は望めません。従って結論は抜歯を推奨します。

親知らずは必ずしも抜かないといけないというわけではありません。残しておいてもとりあえず良いと思われるのは以下のふたつを満たすときだけだと考えてます。

ひとつは確実に歯ブラシが届きご自身によるお手入れが確実にできること、もうひとつは上下の親知らずが正しく咬めており、アゴがどのように動いても顎関節症を引き起こすような上下の歯の接触が無いことですね。

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糖尿病と歯周病 6

歯周病が進むと咬む回数の少ない食事をとりがちですが、結局は軟らかいモノを多く摂ることになるのでプラークの蓄積が増し悪循環が進みます。気をつけましょう。

糖尿病の人が歯周病を徹底して治療すると血糖値が改善することがあります。しかし血糖コントロールが悪いと歯周病の治療効果も下がってしまいます。

糖尿病を患ってる人は健常者より2倍以上歯周病になりやすいとも言われてますので、より一層注意が必要です。

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糖尿病と歯周病 5

糖尿病は微小血管、つまり歯ぐきに多く存在する細い血管に影響がでやすくなります。歯の周りの歯周組織には毛細血管がたくさんあるため血管炎の起きる糖尿病に罹患すると歯周病の悪化を助長してしまいます。

歯周病が進むと、歯がぐらついたり抜けたりしてうまく食べれなくなります。そこで食べやすい軟らかいものばかり食べたり、あまり咬まずに食べたりしてしまいがちです。

軟らかい食べものは歯垢(プラーク)が歯につきやすく悪循環に陥りやすくなります。歯ごたえのある野菜などの線維性の食べものは食後高血糖を抑えるという効果が期待できるので積極的に摂ると良いでしょう。

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糖尿病と歯周病 4

三大栄養素のひとつである炭水化物は摂取後、消化管の酵素で分解されブドウ糖になった後、血管内を経由して細胞に取り込まれます。この時にお世話になるのが”インスリン”です。

インスリンの働きが悪くなると、血管内のブドウ糖が余ってしまい血糖値の高い状態、すなわち糖尿病となってしまいます。

血糖が高くなると感染を防ぐチカラが弱まり歯周病菌の活動を抑えるチカラもなくなり歯周病も悪化してしまいます。

つまり糖尿病に罹患してる方たちは、通常の方たちより歯周病に2倍以上かかりやすくなっている現実を直視しなければと思います。

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糖尿病と歯周病 3

糖尿病と歯周病の合併症はかなりの部分で重なるところがあります。大切なことは歯周病を単なる口の中の病気とみなさないで、全身疾患の関連のひとつと考えることです。

例えば常に深い歯周ポケットのある糖尿病患者さんはセルフケアの限界があるので、深い歯周ポケットを中心に定期的に歯科医院でポケット内のプラーク除去をしてもらう除菌療法を推奨します。

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2022年第115回歯科医師国家試験

本日無事に新たな歯科医師が約2000名近く誕生しました。合格した皆さまおめでとうございます。

今年の特徴として女性歯科医師が合格者の半数近くをしめてるということが挙げられます。また、合格率に関して言えば今年も女性が完全に男性を上回ってます。データが公開されてる5-6年前から変化はありませんね。

将来、開業歯科医院の院長の2軒に1軒が女性になるかも…そうなったら今より細かい心配りの歯科医院がもっと増えるかもしれません。

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糖尿病と歯周病 2

糖尿病の特徴として微小血管炎があります、つまり毛細血管に炎症が起きてます…ということは、お口の歯ぐきや口の粘膜はたくさんの毛細血管がありますので非常に不利な環境です。

したがって歯を支えてくれる歯ぐき、歯周ポケット内の毛細血管に常時炎症が起きた状態で、なおかつ歯垢(プラーク)コントロールが不十分だと歯周ポケット内の血管内に細菌が侵入し悪循環となります。

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糖尿病と歯周病 1

血糖値が高くなるのが糖尿病ですが、特徴としてお口が乾くという症状があります。これは身体から多くの水分が失われ細胞が脱水状態となってしまうことを意味します。

当然ながら唾液の出る量も減り、喉や口の渇きにつながります。唾液は消化を助けるだけでなく、口の中の浄化作用も担ってくれてます。

したがって、このような口腔内乾燥が続くと、口腔内細菌の活性化つまり、activityが上がり歯周病やむし歯の原因菌が繁殖しやすくなることが容易に想像できます。

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睡眠中は口腔内細菌が増殖

就寝前の歯磨きが大切だと前回のブログで述べましたが、起床時の口腔内細菌数は就寝前歯磨き時の5倍に膨れ上がることがわかってます。

物理的にこれを確実に防ぐ手立てはないのですが、ひとつの方法として睡眠中の口腔内の保湿を保つということが挙げられます。

例えば睡眠中にマスクを着用し、ご自身の呼気で保湿をキープしたり、ドラッグストアでも販売してる鼻呼吸テープ・睡眠テープといった商品がありますのでこちらを活用したりなど…。

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ウィルスとの闘い 3

歯周病菌は夜間睡眠中に増殖しますので就寝前の歯磨きは大変重要です。当院では定期的にケアに来てくださる歯周ポケットが4mm以上散見される方を中心にセルフケアの不得手なところを重点的にお手入れのアドバイスをしています。

また、昨年秋頃より中等度以上の歯周病患者様を中心に一般向けには販売流通していない洗口液を推奨しセルフケアに追加してもらってます。

当院で推奨してる洗口液はドラッグストアやAmazonなどの通販サイトでは販売しておらず、歯科医院専売となってますが、大切なことはしっかり正しく”用法”を守ることです。

一般的な洗口液を使用してる方も通院してる方の中にはいらっしゃいますが、使用状況を聞いてみるとほとんどの方が5秒以内の洗口で終えてしまい実にもったいないと思います。

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