歯並びの治療である歯列矯正治療には大きく分けて成長期のお子様を対象にした治療と成人を対象にした治療に分かれます。
また、気になるところだけを治す部分矯正治療と全体の歯並びを対象にした全顎矯正治療があります。
そして治療方法には、大別して直接歯にブラケットをつけて行う固定式のマルチブラケット装置と取り外しのできる床矯正装置(最近では透明なマウスピース装置もあります)もあります。取り外しのできる装置は患者さん自身でつけたり外したりできます。
取り外しのできる装置にはあごの成長の向き・方向を誘導するものもあり成長期のお子様によく使われます。いわゆる骨格の成長に問題のあるケースが適応症となります。
治療期間は成人の治療で1~3年程度、子供のあごの大きさや位置に問題があるケースでは数年の治療期間がかかります。通院の頻度は通常3~4週に一回ですが、あごの成長の定期的な観察チェックには3ヵ月~1年ごとの通院が必要になることもあります。
最後に専門性の強い矯正治療を受診する際に以下の3点を必ず行ってくれる歯科医院をお選びください。
・頭部X線規格写真の撮影
・検査に基づく分析診断
・治療計画・費用の説明